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CT検査

最新機材を導入したCT検査

最新AI技術搭載のCT装置を導入

≪Canon社製 Aquilion Serve 80列160 Slice≫

当院ではクリニックとしては珍しい最新鋭の80列CT装置を導入。
患者様のあらゆる負担を減らし、高精細な画像の提供が可能となっております。


CT検査とは

CTとはComputed Tomographyの略称で、日本語ではコンピュータ断層撮影と呼ばれています。X線を用いて人体の内部を輪切りにして観察することで、体内の病変や出血などの位置・状態を正確に捉えられます。画像を保存しておくことで、病変の変化の確認に役立てることもできます。
頭部外傷や脳内出血、脳梗塞などの頭蓋内の状態を確認するためにも用いられます。
当院では、放射線量・被ばく量の少ない最新のCT装置を導入しており、短時間で様々な検査が可能です。ご心配な点がございましたら、お気軽にご相談ください。


当院のCT検査の特徴

即日撮影・即日結果返却

当院では、即日CT検査にも対応しております。検査後には結果説明を行います。
経験豊富な放射線科技師がすぐに検査部位を正確に撮影しますので、より正確な診断・治療につながります。確実にCT検査をお受けいただくために、事前のご予約をおすすめします。

高速撮影が可能

  • 胸部 2.5秒
  • 全身 5秒
  • 頭部  7秒

従来クリニック等に導入されているCTでは1回転で16枚を同時に撮影していたのに対し、このAquilion Serveは160枚もの画像を撮影することが可能で、大病院などでも導入されている高性能CT装置になります。1回の撮影に必要な時間が短く済むため、負担が少なく検査を受けていただけます。

低被ばくで高画質な検査が可能

70%程度の被ばく低減。

最新のAI(人工知能)技術を搭載しており、Deep Learning (深層学習)技術を応用した、最新技術を搭載することで、従来よりもかなり少ないX線量で撮影できます。
CT検査では、高画質を得るために患者様へのX線被ばくが必要で、線量を抑えると画質が劣化してしまい診断に影響が生じてしまいます。この技術を用いることで患者様への低被ばくを実現し、更に診断に有効な高画質を可能としています。

患者様に優しい設計

圧迫感の少ない大口径のガントリボアや、寝台は幅が広く左右移動が可能で、更に低い位置まで下がるので患者様に優しい設計となっています。


CT検査で行うこと

頭部領域CT検査

くも膜下出血や脳出血、脳梗塞をチェックします。
頭部領域CT検査では、頭部レントゲン単純撮影では観察が難しい内部構造(脳、骨、血管など)の情報を得ることが可能です。
撮影に造影剤を使用することで、血管が鮮明に描出され、動脈瘤や狭窄の診断が可能です。

胸部領域CT検査

肺がんや肺炎、胸部大動脈瘤、胸部大動脈解離などをチェックします。
胸部領域CT検査では、胸部レントゲン単純撮影では発見が困難な、小さな病変の情報を得ることが可能です。
1回の検査につき5秒程度の息止めだけで肺全体の撮影が可能です。その後の画像処理によって、様々な断面像から病変を描出できます。

冠動脈CT

狭心症心筋梗塞などの冠動脈疾患のチェックをします。
Aquilion Serveは0.5㎜×80列160スライスと高精細に画像構築が可能なため、冠動脈の狭さの程度や動脈硬化の性状まで検出が可能です(造影剤使用下)。
狭窄が疑われる際には、心臓カテーテル検査が必要となることがございます。
その際には、入院施設のある専門病院へ紹介いたします。

大動脈CT

大動脈解離大動脈瘤などのチェックをします。
高速撮影により一回の息止めが5秒程度で全身を撮影し、更に造影剤を使用することで大動脈解離や大動脈瘤のみならず、その他臓器の異常なども検出可能です。
検査後すぐに3D 構築を行うことも可能で、より詳細な情報を得ることが出来ます。

下肢動脈CT

下肢閉塞性動脈硬化症のチェックをします。
造影剤を使用することで、腹部から足先までの血管の描出が可能です。短時間で血流評価、石灰化評価、狭窄閉塞等の多くの詳細な情報を得ることが出来ます。

全身撮影

バリアブルピッチヘリカルスキャンというモードが搭載されており、これを用いることで頭の血管から、心臓、大血管、下肢動脈まで一回の撮影で可能になっています。


実際のCT検査の画像例

心臓の3D画像①

心臓の3D画像②

心臓の3D画像③

冠動脈のMIP画像

LADのCPR

LCXのCPR

RCAのCPR

 
 

CT検査の流れ

造影剤なしの場合

1準備

眼鏡や入れ歯など金属類を外していただきます。必要に応じて検査着に着替えていただきます。

2検査

準備ができましたらCT装置の寝台に横になっていただきCT検査を行っていきます。検査は5分ほどで終了になります。

3着替え

検査前に着替えていただいた方は検査終了後、ご来院時の服装に着替えていただきます。

4結果説明

検査が終わりましたら医師より結果説明および必要に応じて治療のご案内をさせていただきます。

造影剤ありの場合

1問診

造影CT検査を受けられる方は、安全に検査を行うために、始めに問診を受けていただきます。

2準備

造影剤を注入する為のルート確保(静脈に注射)を行います。

3検査

着替え等の準備が整ったら、CT装置の寝台に横になっていただきCT検査を行っていきます。造影剤は検査の途中で注入していきます。検査中はいつでもスタッフと会話をしていただけますので、途中気分が悪くなった場合などはお知らせください。

4検査終了後

造影剤を注入したルートを抜いて、止血して終了になります。

5結果説明

検査によっては後日の説明になる場合がありますが、基本的には検査が終わりましたら医師より結果説明および必要に応じて治療のご案内をさせていただきます。


CT検査の注意事項

検査部位や内容によって着替えていただく必要があります。検査時間は部位により異なりますが5~30分程度です。造影剤を使用する場合は別途説明がありますが、アレルギー等がある場合や、妊娠中又はその可能性がある場合には事前にお知らせください。

食事について

単純検査の患者様

特段制限はありません。

腹部CTの方

食後でも撮影することもあり、有益な情報が得られます。
(例えば、食後の腹痛で胆石や膵炎が判明することがあります)

*何かご不明点などがあればクリニックまでお問い合わせください。